思い出は遠くに・・・

人間60年以上やっていますと、いろんな思い出があります。

私と横浜の縁は学校を卒業して、サラリーマンとなっての初の勤務地が横浜でした。

それまでは軽く観光程度しか関りはありませんでしたので、しっかり根を下ろしたのは
この時からです。

その時代はまだまだ、昔ながらの港の雰囲気もありましたし、初の勤務場所はその時期で築50年
以上というよくいえばクラシック・・・見た目はほぼ倉庫のようなところでした・・・(笑)

今はその建物はなくなり、高層のマンションになってしまいました・・・(笑)

20代前半でしたから、仕事も一生懸命しました・・・(笑)

仕事の後には、先輩や同僚たちと中華街あたりを中心に飲み歩いたりもしていました。

生意気にもそのころからジャズのライヴハウスあたりに出入りしたりしていて、楽しい青春時代
でした。

そのなかで、山下町のとある洋食レストランが大好きで、毎週のように通っていました。

余り日本語の上手ではないハンガリー人のおじいさん・おばあさんがやっているクラシック

なレストランでした。

今思えばまさに横浜を凝縮したような庶民的なレストランでした。

その当時は若気の至りでそのことさえ気が付かず、接客はとても悪い(いつもぶすっとしている

し怒られてばかりで)けど味がおいしいから行っていたという実に生意気な・・・

精算するときのおばあさんの笑顔が今はとても素敵だったな・・・と涙が出てきそうなくらい

懐かしい・・・

そしてほろ苦い・・・

何年か通い詰めて、そのうちにサラリーマンのお決まりで地方に転勤になってしまい行きたくて もいけない。

そんななか、風の便りでそのレストランがなくなったとの話がきました。

慌てて行ってみると確かにクローズに・・・

とても寂しかった思い出が・・・

しかし、世の中そんなことを感じている人がたくさんいたようで・・・あるシェフがレスピをすべて
引き継いで同じ場所で営業を再開するとの話が・・・

小躍りして喜びました。

再オープンして・・・いそいそと行ってまいりました・・・

しかし、その段階で私の青春の味は打ち砕かれてしまいました。

姿かたちはそのままなのですが、肝心の味が・・・・まったく別ものになってしまっていた・・・

悲しい・・・余りにも悲しい・・・

椅子・テーブル・カウンター・店内の雰囲気もすべて昔のままなのに・・・あのパスタは・・・     オムライスは

やはりあの味はおじいさんたちでなければ出せないのか・・・

それから数十年たち、とある平日のランチタイム・・・

   見る人がみればすぐにわかる有名なパスタ・・・私が食べました

それ以来そのお店もずっと営業しているのは知っていましたが、昔のトラウマが離れず

いつも素通りしていました。

ハヤシオムライス・・・友人が食べました

 

本来、近くの別なレストランでゆっくりランチをしたかったのですが、本日は満席と

断られてしまい・・・

さて、どうしようかと・・・

そこにありました、青春の思い出が詰まったレストランが・・・

今でも庶民的な値段で、とてもうれしくなってしまい、きっとあれからかなりの時間が

経過しているのだから・・・もう一度チャレンジしてみようと・・・(笑)

そして・・・・見事に2度目の玉砕・・・(笑)

やっぱり青春のあの味は復活していなかった・・・

愛想の悪いハンガリーのおばあちゃんとおじいちゃんの作ったパスタは・・無理だった

きっと今の味にレシピ変更され、今風になっているのでしょう。

しかし、私のように昔の人間で、あの熱々でやけどしそうなほどなチーズパスタは・・

今の時代に合わないでしょうね・・・

それなら、いっそのこと、あの味は今は仮にもチーズ屋として営業しているのですから

自分で再現しなければならないと・・・と新たな闘志が沸いたランチでした・・・(笑)

みなさまの青春の思い出や味の話しを店内で聞かせてください。

おいしい話で盛り上がりましょう・・・(笑)